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2006年〜2008年

サイクルツーリング

阿蘇ダウンヒル
2006年  12月24日

JR宮地駅→いこいの村→阿蘇登山道路坊中線→阿蘇登山道路赤水線 →長陽ペンション村→戸下温泉→立野→大津→菊陽→熊本

あそ1962 立野駅
   観光列車「あそ1962」           立野駅

すすきの原 北向山の鉄橋
       阿蘇の冬             北向山の鉄橋

クロスバイク購入後、乗りたくてたまらず行った初(幼児期除く)ツーリング。

自宅近くを徘徊すること2日、それからいきなりの60km近くは多少無謀だったかも。小学校の夏休みに13km先のおじいちゃんの家へ向かったはいいものの、尻痛のためトラックで帰りは送ってもらったという「トラウマ」があり、なんとなく自転車での遠出には消極的な私でした。

それが、今回は60km。それもバテる事もなく明るいうちに帰宅できたのだから自信になったというものよ。偉いえらい。(基本下りという話はおいといて)

今回は「あそ1962」で自転車をそのまま運搬できるという便利な手段があったからふんぎりがついたようなところもある。自宅から阿蘇へ日帰り往復となるとさすがに自信がついた今でも少し気合いが必要。


「あそ1962」…JR豊肥線熊本宮地間を1日1往復する観光列車。土日祝運行。全席指定席。ディーゼル車2両編成、各車両に5台分の自転車固定金具が付いたサイクルスペースがある。そこへ自転車の車輪をはめ、専用ゴムバンドで簡単に固定する。車掌さんがやってくれることも。座席は昭和をイメージした4人がけボックスシート。また、全行程車内販売が乗っており、地ビールやつまみ、事前予約制の弁当などある。自転車持込みは駅窓口で利用券をもらう。自転車の乗降可能な駅は熊本と宮地のみ。つまり始発と終着駅。2両のうちの1両がキハ58形1962年製であることからの列車名。冬場だったせいか私が乗った日は自転車は1台のみ。しかし、サイクルスペースは車内販売の待機所だったり鉄道関係の資料が置いてあったり、阿蘇の観光パンフレットが置いてあったりなど窓側カウンターもありそれなりに有効利用できる。熊本10:11発、立野11:20着、20分間停車、その間近くの鉄橋への散歩案内サービスがある。ホームでは甘酒饅頭のニコニコ饅頭が売られており、旅のお供にぴったり。11:40立野発、12:28宮地着。帰路は15:37宮地発。

「あそ1962」は2010年12月に運行を終了しました。


人吉散歩
2006年  12月30日

人吉→クラフトパーク→古仏頂→翠嵐楼→人吉

球磨川べり 肥薩線の鉄橋
      球磨川べり            肥薩線鉄橋   

人吉盆地 人吉湯前サイクリングロード
      人吉盆地           人吉湯前サイクリングロード

何やかやいって最近よく自転車に乗っている。

天気予報が久々の好天を約束していたこともあり、少し遠目に行こうと思った。

以前人吉で、川下りのような船が文字通り湯船になっている 温泉 に行ったことがあり、景色が特にいいわけではなくても、大変ゆったりとしたいい記憶があったのでそこを目指した。

行ってみると近くに展望風呂のある 旅館 があったのであっさり温泉はそちらに変更。3階の球磨川べりの南側できらきらと露天風呂の水面に日が反射してあたたかいことこの上なかった。真冬なのに日焼けでもしそうなくらいだった。人吉は温泉が廻りきれないほどある。何回でも行けるね。

今回は、タイヤを外して初めて車に乗せた。後列片側の座席を前に倒してやっと載せる事ができた。車さえ使うことができればまた行動範囲が広がることがわかってうれしい。




西原村
2007年 1月28日

空港近く→山田牧場→大切畑ダム→空港近く

冬空の雲 奇怪な形の杉
   典型的な冬空      途中で見つけた不思議な形の杉   

冠ヶ岳 大切畑ダム
    冠ヶ岳には白いものが         寒々とした大切畑ダム

運動のため西原村方面へ半日のサイクリングに出た。
空港近くまで車に積んで移動、少々駐車場所を探しうろうろ。
180sのイヤーウォーマーは少し耳を圧迫して聞き取りづらくなる。それでも頭を締めるバンドよりはいいのでは。登りでこぎ続けると汗ばんできてサングラスもイヤーウォーマーも外したくなる。

山田牧場で寒い中ソフトクリームを食べ早々に帰途につく。西原村役場まで降りると急に雲が切れ晴れ間がのぞくが山側は分厚い雲の下で、このあたりが山岳地形への切り替わり地帯であることが確認できる。

上り坂でペダルにうまく力がのらないのでサドルを限界少し上まで上げたら少し良くなった。もう少しハンドルを遠くして前傾姿勢を取れるようにしたい。




雲仙
2007年 2月4〜5日

熊本港→島原港→有馬町→小浜→雲仙→島原港→熊本港

島原の武家屋敷跡 土石流で埋没した民家
   島原の武家屋敷跡      土石流で埋没した民家   

雲仙温泉街 雲仙普賢岳
      雲仙温泉街              雲仙普賢岳


冬型がゆるみ、晴れが約束された天気予報と折しも連休というグッドタイミング。 初めての泊まりがけサイクリングに出る事に急遽決定。

会社までバスで行き、置いていた自転車に乗り換え、熊本港へ。白川沿いの道を急ぐも、間一髪で16時40分のフェリーに間に合わず。というのも熊本港へ渡る最後の橋に出る前まで本線から少し離れて平行した道を走っていたが本線に戻るのがつい遅れて、なんと橋の下をぐるっと回る堤防道に出てしまったことでかなり遠回りをしたため。17時40分があったのでよかった。

島原に暗くなって到着、宿を探し町外れまで行くがめぼしい宿は無く、仕方なく島原城近くに戻ると国道から少し入ったところに格安のビジネスホテルを発見、泊まることにした。「島原ステーションホテル」3900円也。しかも朝食には、ごはん、パン、コーヒー、卵、ソーセージ、ジュースなどまでついている。アメニティも申し分なく良い宿だ。1フロア10室の9階?建てくらい。ロビーにはパソコンもあり、ノートPCの貸し出しやDVDの貸し出しもやっている。夕食には名物をと近くを探し、港にほど近い「魚亭」でがんば(ふぐ)を食べる。湯がいてあり、薬味には梅干しと葱がついていて、ポン酢で食す。独特の歯ごたえ。

翌朝は曇り空、とりあえず武家屋敷を見に行った。開放されている3軒の屋敷を覗いてみた。五右衛門風呂やかまど、土間といった部屋は現代の住宅からはなくなってしまった。暗くて狭くて少し湿気さえ感じる空間は、意外と心地よかった。採光、開放感、除湿を重視する昨今の家づくりとは対極なのに…。

国土交通省の雲仙普賢岳資料館が9時に開くのを待って見学させてもらった。平成3年6月3日の火砕流の記録など各種展示されており、あの頃の恐怖感を思い出した。その後、明るくなってきた空に励まされ、島原半島を一路南へ、あわよくば半島一周をなどと考えていたのが恥ずかしくなるようなスローペースで、昼頃にやっと有馬町に着く始末。まだ、自転車が一日にどれぐらいの距離を進むものか見当がつかない。半島一周にこだわるか、今日帰るのにこだわるかしばし地図とにらめっこ。結論は小浜温泉に浸かり大胆にも雲仙を山越えして島原へ、日暮れ覚悟で自宅まで帰り着くという案。

半島最南部、最北部はまたの機会にとっておく事にし、200mの山越えで小浜を目指す。国道を外れて交通量も少なくなり昼の日差しで快適な登り。テーマソングはEric CarmenのAll By Myselfとなった。だって「オール・バイ・マイセルフ」「オーバーマーセール」「小浜せーる」なんてくだらない事しか考えないもんやね、走ってる時は。

大きな谷を巻きながら登る時、谷の一番奥を曲がり込む時に薫ってくる風に、登山に夢中だった頃を思い出す。 沢筋を谷底から駆け上ってくる風には、草いきれの薫りだったり乾いた草の薫りだったり、本谷が渓流の場合はいくらか湿気を含んだ沢の空気が含まれたりしている。バーチャルがいくら発達しようとも家の中では経験できないものは風ではないか。

適度な勾配で小一時間登ると乗越点にしては珍しく十字路になっておりガソリンスタンドがあった。すぐ下には池があり夏場は楽しめそうな公園となっている。風を切って下ると赤土の露出が目立つ台地状地形で海が見えて来て開放的な景色となる。最後は海岸段丘のへりを下って海岸沿いの国道に出た。少し北上すると小浜温泉。橘湾沿いに細長く伸びた町で、湯煙を吐く建物が並んでいる様は別府のよう。観光協会で見た天空の湯というすぐ前の宿「春陽館」の露天風呂はお湯の調整中とのこと。100度の温泉なので温度管理も大変でしょう。「山田屋」の露天もだめ。少し登った「月の雫」は宿泊客が居なかったので湯を抜いているとのこと、がっかり。せっかく登った坂をまた海岸へ降りて 「小浜観光ホテル」の風呂 に入った。

このあと最大の難所、雲仙登り700mが待っているのであまりゆっくりした気分になれず2時過ぎ再び漕ぎだす。標高100mごとに道沿いに茶色い標識があるのが励みになる。ほぼ座って漕げる傾斜で途中1回の休憩をはさみ、3時間以内で登ったのは上出来。雲仙温泉街を通る頃は日も傾きさすがに冷え込み、上着を羽織った。

5時に峠を越えいよいよダウンヒル。カーブは緑の舗装がしてあり親切。近くで振り返り仰ぎ見る雲仙普賢岳は威圧感があった。眉山も低い標高のわりには白い岩肌と稜線部の突起でアルペン的風貌で威厳を感じる。島原市内から見た時、雲仙と一瞬まちがえたほどだ。島原外港で次の出発便を確認、居酒屋を探すも無く、ビールとつまみをフェリーの中へ持ち込んだ。熊本港19時55分。1時間半以上かけて最後の難関、暗中の熊本市縦断で幕を閉じた。




阿蘇 鞍岳
2007年 9月17日

ミルクロード近く→鞍岳近く→ミルクロード近く

怪しい雲行き 雨宿り
    雷鳴と怪しい雲        急に降り出した雨に林の中で雨宿り   


9月になっても暑い下界を逃げて、標高の高い阿蘇方面でサイクリングとした。車に自転車2台積んで娘と出かける。赤水あたりから雨、熊本平野は降っていなかったので西の外輪山へ逃げて鞍岳山麓の平坦地に向かった。

ミルクロードから少し入ったところに車を止めこぎ出す。鞍岳が近くなった地点で雷鳴が低く近づいてきたので、避けるところのない平べったい地形を考慮して引き返す。しかし、予想外に早く雨雲に襲われ、林の下で半ばぬれながら雨宿り。30分程して小降りになったところで車へ戻ることができた。




球磨川上り
2007年 10月15日

八代→白石→人吉

輪行袋 段の通行止め
   列車内に輪行袋を置く         段の発電所前の道は通行止め

葉木のダム湖 白石駅構内のたたずまい
      葉木のダム湖           白石駅構内のたたずまい


輪行袋をオークションで手に入れた機会に初めてのポタリングに出た。とりあえず何かの時のために線路からは離れない方がよいだろうということで、八代から人吉の球磨川辺りのほぼ水平なコースを、国道219号の対岸でたどることにした。フロントの泥よけを外していくのを忘れた。スタンドもかさばるのでできれば外したい。ハンドルも外して袋に入れた。服装は半袖Tシャツで充分。朝晩だけ長袖が欲しい。列車で袋を立てて固定するのに細引きがあると便利かも。

八代から出発して国道219号とは対岸の道を人吉まで走る。段では細い歩道が落石の危険のため通行止めになっていて、しかたなく深水橋から中谷橋までは219号を走る。

白石駅は3本も線路が通っていて、駅舎も古い作りがそのまま残っていて趣深い。球泉洞前の球磨川は川面からオーバーハングした岩がせり出し、その下を急流が流れ槍倒しの瀬と言われている。両岸の山も圧倒し球磨川随一の風光スポットだろう。

一勝地あたりにかけては赤いラフティングボートや大学生を多く見かけた。近くにはロッジ風キャンプ場などもあり、ブームの感がある。

人吉ではまずは温泉。
堤温泉 で昭和にトリップし、思いつきのぎょうざもビール付きで腹一杯食べられた。これも自転車ならではのこと。ぎょうざ1人前7個200円。1皿5人前1000円。ビール300円。4人前食べたが3人前が適量だったかも。せっせとぎょうざを作り続ける老夫婦に、この味がいつまで続けられるのだろうかと心配になる。

帰りは列車の便が悪く 中央温泉 に寄って時間をつぶし、家には深夜12時前に到着。道路標識では八代人吉間66km、地図では43km。この差の理由は不明。


駅に着いてから30分少しで袋詰め完了。
10:30 JR駅発、熊本乗り換え
11:45 八代着
12:10 組み立て完了、出発
16:50 人吉堤温泉着
17:30 発、ぎょうざ屋へ
19:00 発、人吉駅へ寄り中央温泉へ
20:13 人吉駅着、袋詰め
20:33 発
21:46 八代着、同じホームで鹿児島線上りが待っててくれた
21:48 発
23:15 JR駅着、ホームで15分で組立。家へ


思いつきのぎょうざは閉店されました。長い間おいしいぎょうざをありがとうございました。お疲れさまでした。


外輪山登り
2007年 11月 1日

市ノ川→ミルクロード→大津→熊本

コスモス 外輪山の公園
      コスモス             外輪山の公園


阿蘇の風景
      阿蘇の風景


体力作りも兼ねてポタリング第2弾に出た。

車を避けて外輪山の登りは内牧温泉近くのローカル道を選択。いつ来てもわかりにくいT字路だ。林から牧草地帯に変わる下のあたりで小ぎれいな公園が両側に展開していた。車で急いで通ると絶対通り過ぎてしまいそうな何もない、トイレと展望所と案内板と駐車場で構成された広場。

しかし、ここからが阿蘇の阿蘇たるというような風景が始まる。冬枯れの草原が、広々とではなく逆に山谷を構成しておりその傾斜は強く、とても車で登れる勾配ではない。しかしその弱点を縫って1本の細い道がうねうねとあっち行きこっち行きして高度を上げている。

原野と1本の曲線だけで成る風景。ローギアで何とか登れたがジグザグ登高を強いられた部分もあった。すれ違う車は少ない。標高を上げるにつれ、気温もどんどん冷えていく。傾斜がやや落ちてきたと思うといきなりミルクロードに出る。行き交う車は多いが地形のせいか、出るまで車の音の気配がない。ミルクロードはほぼ平坦な道。大津方面へ向かう。

NTT鉄塔を過ぎるといよいよロング下りの始まり。まずは後ろを振り返って後続車が来ないことを確認しつつの高速走行。風圧を出来るだけ受けてブレーキの足しにする。参勤交代の道跡を過ぎ、やや傾斜の落ちた下りをまた大津までひた下る。一旦休憩してJR豊肥線を渡り旧57号線沿いを熊本へ帰った。



駅に着いてから12分で袋詰め完了
10:30 JR駅発
11:45 市ノ川着
12:02 組み立て完了、出発
13:39 ミルクロード着
13:55 NTT鉄塔
14:15 大津
14:45 室で休憩
15:33 家着




緑川中流めぐり
2008年 10月13日

甲佐→緑川→甲佐

稲と洞ヶ岳 甲佐のやなば
     稲と洞ヶ岳            甲佐の簗場



久しぶりのポタリング。体力維持が主目的。なので手っ取り早く少しだけ負荷がかかる程度のコースを選定。

車で山間地の麓まで行き、漕ぎ出す。コースどりは普段車でなら入らないような交通量の少ない支線。暖かい秋の日差しの中、川沿いの快適な水平路を進む。国道に出ると車が行き交い、再びの支線へのルート取りを促される。

一旦、緑川を渡り、対岸の道路へ。そして砥用経由で、暗くなりかける中、出発点の甲佐簗場へ帰着。

月が昇りかけて水車の回る光景は、さながら黒沢映画のようだった。




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